戦国を生き抜いた文化人!細川幽斎とは!?

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さて、今回は、戦国時代をその知勇と教養をもって生き抜いた智将をご紹介いたします!その生涯を一緒に学んで、人生のヒントを見つけていきましょう!

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「智と力、どちらも鍛錬を怠ってはならぬ。」

英雄名

細川幽斎(ほそかわ ゆうさい)

生 涯

細川幽斎は戦国でも屈指の文化人として名をはせている武将で、本名を藤孝といいます。室町幕府奉公衆の三淵家に生まれ、7歳の時に父の兄であった細川元常の養子となり、20歳の時に細川家の当主となりました(近年の研究では、12代将軍の近臣:細川晴広の養子であったという説も)。

幕臣として13代将軍の足利義輝に仕えていましたが、1565年の「永禄の変」で主君である義輝がによって暗殺されてしまいます。幽斎は、その弟の足利義昭を助けた出して京を脱出し、義昭を将軍へと擁立するために六角氏や朝倉氏を頼って奔走。最終的に、明智光秀と協力して、戦国魔王:織田信長を頼ることとなりました。

信長が義昭を報じて京へ入った後には、主君の仇敵と戦いましたが、義昭と信長の関係性が悪化すると、今度はその2人の仲を調整する役目を担いました。しかしながら、義昭が挙兵してしまい、それを止めようとしましたが聞き入れられなかったため、義昭に見切りをつけて信長に仕えることとなりました。

信長の臣下となった後は、石山本願寺攻めや雑賀攻め、梟雄:松永久秀討伐等で明智光秀と共闘する場面が機会が増えたことで親睦を深め、幽斎の嫡男である忠興が光秀の娘(ガラシャ)と結婚して婚姻関係となりました。

しかし、1582年に「本能寺の変」が発生して織田信長が明智光秀に討たれる事件が起きると、光秀からの協力要請を断って出家してしまいます。また、家督を嫡男:忠興に譲り、自身を幽斎玄旨(ゆうさいげんし)と号しました。

結果として、光秀は十分な助力を得ることができず、豊臣秀吉に敗れてしまいました。秀吉は、隠居した身でありながらも文化人である幽斎を重用して、高い石高を与えました。幽斎は、秀吉と懇意にしながら徳川家康にも接近していきました(この人・・・できる!((+_+)))。

秀吉の死後は、家康との親交を活かして京にて悠々自適の生活を送り、77歳にてその生涯を終えたのでした。

エピソード

・幽斎は、文化人として知られていますが、剣術を剣豪:塚原卜伝(つかはら ぼくでん)から学び、弓馬も極める等、武芸にも高い才能を有していました。また、大変な怪力を持つとされ、牛を投げ飛ばしたともいわれています。

・文化人を示すものとして、千利休の師に茶道を習い、藤原定家から連綿と受け継がれてきた二条流歌道伝承者で、古今伝授の第一人者として当時から名声を得ていたようです(伝承者って・・・北斗の〇みたいやな!(^^♪)

・足利義昭と放浪していた時、書物を読むための油が欲しいという義昭のために、幽斎は神社から毎晩油を盗んでいました。それが神社にバレて叱られたとき、「勉強のために盗んだのだから、神様も許してくれるでしょう!」と開き直りました。呆れた神主でしたが、以降は盗まずとも油を分けてくれるようになりました(なにそれ、許されるの?w)。

・嫡男の忠興はヤンチャな性格であり、その教育にも和歌を取り入れていたといわれています(やんごとなき教育ってやつ??( ゚Д゚))。

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私 見

高い教養を持ちながら、武芸にも優れ、時代を読む力にも長けていた幽斎。味方であれば、これほど心強いことはないといっていいでしょう。様々な才能を持ち合わせる幽斎を、時の権力者たちが優遇する気持ちはよく分かりますよね!

幽斎の長所は、

・知勇兼備を体現する才能を持ち、それに驕らないこと。

・有力者との親交を深めることに長けていること。

短所は、

・親族関係よりも、時勢の流れを優先していること。

こんなところでしょうか。時は戦国時代ですから、親族関係よりも、自身やお家の存続を優先させることは、仕方のないことだったのかもしれないとも感じます。現代の私たちにとっても、親族を取るか、時代を取るか・・・そんな選択に迫られるときは、幽斎の生き様を振り返ってみてもいいのかもしれません。

さて、いかがだったでしょうか。人生に役立つことはありましたか?

この記事を読んだ方に幸福が訪れますように!

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