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さて、今回は学問と中立を好んだ智将をご紹介いたします!その生涯を一緒に学んで、人生のヒントを見つけていきましょう!!
劉表:コーエーテクモゲームス
「やれやれ、面倒事は引き受けたくないものよ」
英雄名
劉表(りゅうひょう) 字:景升(けいしょう)
生 涯(167~208年)
中国大陸中央部:荊州の統治者として知られている劉表は、若い頃から儒学を好んで学問に励むとともに、人づきあいも得意でした。また、8尺(190cm)の身長を誇り、威風堂々とした態度を崩さなかったため高名な学者として名声を高めていきました。一方、そうした容姿や態度の裏では謀略を好み、疑り深く決断力に欠けるといった影のある人物でもありました。
187年、皇帝の力が弱まって世の中が騒がしくなってくると、劉表は勅命によって荊州の統治を任せられました。この荊州は宗賊と呼ばれる土地の有力者を中心とした一揆が激しい上に、周囲は群雄が割拠している世紀末ヒャッハーな場所でした。
劉表は赴任地につくと、城に土地の豪族・名士たちを集めてこの混乱した状況を打破する策を問いました。その結果、宗賊に対して利益を匂わせて誘い集めることに成功し、それをことごとく討ち取ったことで、荊州統治の地盤を固めていきました。
190年、暴虐の徒:董卓が台頭してくると、その討伐連合軍にも参加しました。しかし、連合軍は董卓を討ち取る前に解散となり、荊州は名族:袁紹の弟である袁術の攻撃を受けることとなります。劉表は袁術の命を受けて侵攻してきた江東の虎:孫堅の攻撃を苦戦しつつも防ぎ切り、逆に彼を戦死させるに至りました。
192年からは、中立主義を掲げてどの勢力にも味方せず、広く学者を求めて学校を開設したため、数多の群雄が自分の野望のために火花を散らす時代において、荊州は多くの人々が集う平穏な土地となりました(その中には諸葛孔明をはじめとする英雄たちの姿も)。
しかし劉表の部下たちは、今のような完全中立の立場のままではいずれ大陸の覇者となるべき人物が現れたときに恨みを買うことになると心配して、天下を狙うならば群雄たちが疲れたところにつけ込み、そうでなければ今一番力のある曹操に服従すべきと進言しました。劉表はこうした進言を真摯に聴き入れるどころか、部下に二心ありと激怒して殺そうとしました。
これ以降、劉表は齢を重ねていくごとに、欠点である猜疑心や優柔不断さが目立つようになっていきます。
201年、曹操から追い立てられて行き場を失っていた劉備が流れてきます。それから6年後、曹操は大陸北部の異民族討伐に向けて出陣。大陸中央に領土を持つ劉表に、天下を狙う千載一遇のチャンスが巡ってきました。劉備は、今こそ曹操打倒に向けて軍を進めるべきだと助言しますが、劉表は動こうとしませんでした。更に、自分の部下や地元の名士が劉備に魅了されていくことに危機感を感じることなく放置する、後妻を愛するあまりに長男ではなく次男に家督を譲ってしまい家中の混乱を招くといった問題を起こしてしまいました。
207年、態勢を整えた覇王:曹操が荊州へと侵攻を開始し、劉備は逃亡。劉表は曹操と戦を構える前に病死してしまうのでした。家督を継いだ次男は曹操に降伏し、長男も後に病死。お家は残ったものの、中立と学問を好んだ英雄の土地は奪われてしまうのでした。
エピソード
・劉表の政治は優れたものがあり、各地の難民等をも受け入れたために荊州の経済・学問に関する背超スピードはかなり速かったものと考えられます。
・後継者選びに失敗して国を失う、自分の下にいた劉備の扱い方が下手だったことが共通していることから、名族:袁紹と並んで引き合いにだれることが多いです。三国志の中では、長男に家督を譲らなかったことで国や立場を失う英雄たちが多く、劉表もその一人でした。
私 見
立派な容姿と高い教養、堂々とした態度の学者の本性は、人を信じ切れない優柔不断男。何かこうミステリー小説の犯人のような2面性を持つ劉表は、ある意味とても人間臭く、調べていては面白い武将だと感じています。こういう人が上司だとちょっときついだろうなぁ(笑)
劉表の長所は、
・教養が高く、積極的に戦を起こすタイプではないこと。
・統治力が高く、数多くの賢人たちとの交流もあること。
短所は、
・人を信じられず、部下を上手く扱えないこと。
・とっさの判断力も弱く、チャンスを逃してしまうこと。
こんなところでしょうか。劉表は、おそらく根っからの学者・研究者であり、世の中が戦乱の世でなければ更に多くの学問関係の功績を残せたのではないでしょうか。しかし、もう少し部下の意見を聴き入れていたら、もう少し天下平定の野心を持っていれば・・・彼の名は今とはまた違ったものになっていたのかもしれませんね!
さて、いかがだったでしょうか。皆さんの人生に役立つことはありましたか?
この記事を読んだ方々に幸福が訪れますように!!