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さて、今回は武勇と馬術に優れた猛将をご紹介いたします!その生涯を一緒に学んで、人生のヒントを見つけていきましょう!
「父の仇、曹操!貴様は俺が討つ!!」
英雄名
馬超(ばちょう) 字:孟起(もうき)
生 涯(176年~226年)
馬超は、176年に西涼(中国大陸の北西部)地域を統治していた馬騰(ばとう)の長男として生を受けました。父である馬騰は、将軍の血筋を持つものの、平民から腕一本で立身出世した英傑でありました。その英傑の血を色濃く受け継いだ馬超もまた、幼少から武芸の才能に溢れていました。
192年に、漢の皇帝を利用しようとした逆賊の討伐へ父と向かったところ、勝ち進むものの兵糧が先に尽きてしまい、退却しなければならなくなりました。馬超はこの時に、殿を務めて敵の攻撃を防ぎ切り、この活躍によって馬超の勇名は広く知れ渡ることとなりました。
195年、漢の皇帝を庇護しながら、徐々に勢力を拡大させていく覇王:曹操を皇帝自身が危険視しはじめ、各地に曹操暗殺を命じる密書を送りました。かくして「反曹操連合」が結成され、その中に父:馬騰の名もありました。しかし、秘密裏に行われていたはずの「曹操暗殺計画」は露見してしまい、これに怒った曹操は関係者を次々と処刑していきました。ある時、皇帝からの勅命として、父:馬騰に曹操の居城へ来るよう命令が下りました。これを曹操の罠だと直感した馬超は、父に自分を連れて行くようにアドバイスしましたが聞き入れられず、父と弟たちは曹操のもとへと向かいました。
結果、馬超の予想通り、曹操によって父と弟たちが処刑されてしまうこととなり、怒りに震えた馬超は父の義兄弟でもある韓遂(かんすい)とともに、西涼地域の豪族を取りまとめて、曹操の領地に攻め寄せました。
その勢いたるや凄まじく、曹操軍の名だたる将軍でも馬超を止めることはできませんでした。次々と敵を蹴散らしていく馬超の前に、仇敵:曹操が姿を現しました。「貴様の首は俺が獲る!!」と叫んだ馬超は、曹操をあと一歩のところまで追い詰めますが、直前のところで邪魔が入って取り逃がしてしまうのでした。
破竹の勢いで進撃する馬超でしたが、相手はあの覇王:曹操。頭脳戦を仕掛けられてしまいます。曹操は、策略を用いて馬超と、その仲間である韓遂を仲違いさせ、戦をせずして馬超の軍を瓦解させることに成功しました。
これで冷静さを失ってしまった馬超は、領地の統治に失敗。反乱を起こされて流浪の身となってしまいます。その後、漢中という場所を治めていた張魯(ちょうろ)の元へと身を寄せました。
そこでしばらくの間は平和に過ごしていた馬超でしたが、劉備が自身の領地獲得のために侵攻してくると、これを迎え撃つこととなりました。ここで馬超は、劉備軍きっての猛将:張飛と一騎打ちを繰り広げ、その戦いは夜になっても決着がつかないほど激しいものでありました。劉備はその雄姿に惚れこみ、天才軍師:諸葛亮に馬超を味方へ引き込む策を考えさせました。
諸葛亮は、馬超が身を寄せていた張魯に、あえて馬超の悪い評判を流しました。これによって張魯は馬超のことを信用しなくなり、馬超はまたも居場所をなくして孤立してしまいます。そこに劉備からの使者が訪れて説得したことで、馬超は正式に劉備へ仕えることとなるのでした(相手を孤立させてからの優しい言葉をかける計略とは・・・諸葛亮、恐ろしい子( ゚Д゚))。
それまで蜀(大陸西部)を治めていた劉璋(りゅうしょう)も、馬超が敵についたと知ったるや、すぐに降伏しました(当時どれだけの勇名を馳せていたのかわかりますね)。これによって劉備は、初めて自分の確固たる領地を手に入れることができたのでした。
馬超は、劉備が蜀を手にしてから、際立った活躍はないものの献身的に国に尽くしました。その功績が認められ、外様でありながら蜀の中でも特に優れた武勇を誇る「五虎大将」の一人に任命されました。その武勇は国中に轟き渡り、馬超の名前を聴いただけで敵が攻めてこないという状況を作り出すほどでした。
これから長く蜀を支え続けると期待されていた馬超でしたが、病には勝てず226年に病死してしまうのでした。
エピソード
・馬超は、美しい容姿と戦場での勇猛さから「西涼の錦馬超(きんばちょう)」と異名をとっていました。ゲーム等でもイケメンに描かれていることが多いです(全く羨ましいぜ)!そして、馬に乗せるとマジ強い(笑)
・「正史」での没年は222年、「演義」での没年は226年と作品によって多少の違いを持つ武将です。
・曹操は馬超の武勇に一目置いており「あの小僧が死ななければ、私には埋葬される土地がない」とまで言わしめています。
・「演義」では、勇猛さが多く描かれている一方で、家族との縁に関しては幸薄に描かれています(一族はほぼ根絶やしにされ、妻子は目の前で殺され、妾は他人に盗られ等・・・( ;∀;))
私 見
その勇猛さ(某無双ゲームではキャラ設定?)から根強い人気を誇る馬超。あの覇王:曹操をも震え上がらせる武力を持ちながら、策略に弱く翻弄されてしまうという人間味が、かれの魅力を引き立てているように思いますね!
馬超の長所は、
・天下に轟き、また曹操をも追い詰める武勇を有していること。
・仕えた国に対して、忠を尽くそうとしていること。
短所は、
・敵の策略に踊らされやすいこと。
・他人の心をくみ取ることが苦手なこと。
こんなところでしょうか。馬超は、その生涯を見てみても、長所と短所がはっきりしている武将だと思います。短所がなければ、いかほどの完璧超人になっていたことか・・・しかし、前述したように完璧でないからこそ、現代の人々にも愛されるのだろうとも思います。熱い心の中にも冷静さを・・・そんなことを考えさせられる武将ですね。
さて、いかがだったでしょうか。人生に役立つことはありましたか?
この記事を読んだ方に幸福が訪れますように!