煌めく智謀!法正とは!?

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さて、今回は諸葛孔明さえも、その智謀を認めた名参謀をご紹介いたします!その生涯を一緒に学んで、人生のヒントを発見していきましょう!

法正:三国志シリーズより

「勝つためには、迷っている時間などないのですよ。」

英雄名

法正(ほうせい) 字:孝直(こうちょく)

生 涯

176年に生を受けた法正は、曾じいちゃんが南郡太守を務めていたこともあり、比較的名声のある家柄の出です。

196年、20歳のときに飢饉に遭って、同郷者とともに益州(大陸西側)を治めていた劉璋(りゅうしょう)の元へ身を寄せました。そこでは役職を与えられますが、あまり重用されることはなく、また劉璋自身も法正の忠誠心を刺激することがない人物であったため、法正は親友と結託して、この地を治めるにふさわしい人物を迎え入れるための裏工作を行うようになります。

そんな中、袁紹を下して勢いに乗る覇王:曹操が南下を開始してきました。曹操が、自分たちの求めていた君主であるか確かめようと、法正の親友が挨拶に向かいましたが、外見で軽んじられたため、曹操は噂ほどの人物ではないと判断しました。次に、同じく名声が高かった劉備の器を確かめるため、法正が向かいました。劉備の高い志や人柄に強く惹かれた法正は「この人こそ、自分が生涯を懸けて忠誠をささげる人物だ!」と判断、親友もこれに賛同し劉備を迎え入れる準備を整えていきます。

そして、周りの状況をうまく利用することで劉備を益州に引き入れることに成功。途中、劉備の判断の遅さから親友を失うも、見事に劉璋を降伏させて劉備に益州を治めさせることができたのです。法正は、その功績を認められ、太守と将軍職を与えられました。

その後も、法正は軍略・政治の両面で大活躍していきます。

軍略面では、益州の入り口にあって、軍事・政治の重要な拠点でもある漢中の攻略に着手。そこを守るのは、曹操軍の中でも歴戦の名将:夏侯淵(かこうえん)と張郃(ちょうこう)。法正は、相手の性格や作戦動向を徹底的に分析、弱点を突く作戦を用いて両名を打ち破ることに成功。劉備は、要所:漢中を手にすることができたのでした。これには、覇王:曹操も「こんな作戦は、劉備には考え出せない。智者の入れ知恵であろう」と悔しがり、また「私は、有能な人材を集めたつもりであったが、未だ法正を手中にできていなかった」とまで言わせることとなりました。

政治面では、諸葛孔明らとともに法律「蜀科」を書き上げました。これは、三国時代において初めての法律であり、内容は厳格かつ公正なものであったとされています。さらに、人事面に関しても力を発揮、人物それぞれが持つ名声等あらゆる要素を利用して民意を高める政策を提案していきました。

しかし、病魔には勝てず220年、45歳で亡くなりました。劉備は、法正の死を何日も悼んだと伝わります。

エピソード

・法正は、非常に高い智謀を持つ反面、性格は非常に難のある人物であったと言われています。特に、受けた恨みを忘れることはなく、自分の立場を利用して、自分を冷遇した上司や以前に恨みのあった者たちを次々と処刑していきました。あくまで私刑や復讐であり、法によるものではありませんでした。

・諸葛孔明とは、意見が合わないこともありましたが、互いの才能を認め合う中ではあったらしく、前にも述べたように、性格的に難がある法正を裁くように他者から意見が出た時も、「法正殿の才覚や功績、殿からの信頼が厚いので出来ない」と言わせたほどであります(あの愛弟子ですら斬った諸葛孔明にですよ!?(゜o゜))。また、法正の死後、劉備が孫権との戦で大敗すると「法正殿がいれば、このような大敗はなかったろうに」とも諸葛孔明は語っています。

・曹操軍と戦いの際に、劣勢となったときのこと。矢の雨が降る中、気が立っていた劉備は撤退しようとしませんでした。すると法正は、劉備の前に立ってその身を庇いました。「何をしている法正、矢が飛んでくるぞ」と注意する劉備に、「殿が危険な目に遭われているのです。私がつまらん男であれば、ここで死ぬでしょう」と言い返しました。それを聴いて冷静になった劉備は撤退を開始して生き延びたのでした。

法正:三國無双シリーズより

私 見

高い智謀で劉備を支え、政治にも明るかった法正は、私の好きな智将の一人です。性格に難があり、死後に君主から「生きていてくれれば・・・」と言われたあたり、曹操の名軍師:郭嘉と雰囲気は似ていたかもしれませんね。

法正の長所は、

・軍略、政治をバランスよく学んでおり、実戦にも活かしていること。

・いざというときの決断力に優れていること。

短所は、

・恨みを決して忘れない、恐ろしい性格であること。

・目的達成のためならば、大義名分も気にしないこと。

こんなところでしょうか。短所は戦場や政治において、冷静な判断を下せることにもつながると思いますが、多少行き過ぎる部分があったと考えます。現代の私たちも人生を通して多くを学び、それを寛大な心で活用していきたいものですね!(*^^)v

さて、いかがだったでしょうか。人生に役立つことはありましたか?

この記事を読んで頂いた方に幸福が訪れますように!!







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