虎狩りの猛将!加藤清正とは!?

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さて、今回は槍と築城の名手である猛将をご紹介いたします!一緒にその生涯を学んで、人生のヒントになることを探していきましょう!!

加藤清正:信長の野望シリーズより

「俺の信念、全てこの槍に込める!!」

英雄名

加藤清正(かとう きよまさ)

生 涯

1562年、尾張(愛知県)の出身でごくごく普通の農民の子として生まれた加藤清正。しかし、体が大きく力も強かった清正は、成長するにつれて槍一つで立身出世を志すようになりました。そして、同郷で親戚関係にもあたる豊臣秀吉を頼って織田家に仕官すると、そのまま秀吉の家来に。秀吉も清正を子飼いの将として大事にし、清正は受けた恩を見事な槍働きにて返していきます。

秀吉が信長から中国攻めの命を受けると、清正もこれに従い、因幡(鳥取県)の鳥取城攻めなどで武功を上げていきます。そんな中で、清正の名前を広く世に知らしめたのは、1583年の賤ケ岳の戦いにおいて、戦場にて武功が著しい7人の猛将たち「七本槍」の1人に数えられたことでした。その後も、小牧・長久手の戦いや九州攻めで順調に手柄を立てていきました。1587年に佐々成政が肥後(熊本県)の統治に失敗し切腹させられると、清正は肥後半国20万石をあたえられ、いままでの小領主から一気に熊本城城主に大出世を果たします。

大名となった清正は、強力な家臣団を組織して、佐々氏への反乱で荒れた領地を立て直し、海外との貿易にも積極的に関心を向けて、秀吉からの信頼を更に獲得していきました。そのとき、肥後のもう半分は、小西行長に与えられていましたが、後にこの2人はライバルとなり、対立していきます。

1592年からの朝鮮出兵では、小西行長と朝鮮王都一番乗りを競って負けてしまいますが、朝鮮の二王子をとらえる武功をあげました。しかし、明との和平交渉をめぐって石田三成や小西行長と対立したことで、秀吉の怒りをかってしまいます。こうして、清正ら武断派と三成ら文治派との対立が起こると、清正は三成に憎しみを抱き続け、秀吉の死後に福島正則らと三成を襲撃しています。

1600年、関ヶ原の戦いが起こると清正は、九州における東軍の主力となって、西軍の西国無双:立花宗茂や小西行長の領地を攻略。戦後は小西行長の領地を与えられ、肥後一国の主となりました。しかしその後は、江戸幕府を開いた徳川家康と秀吉の子:秀頼との関係を取り持つことに苦心することとなりました。

1611年、二条城で家康と秀頼の会見を実現させることに成功しましたが、長年の心労が祟ったのか、帰国直後に50歳で病死してしまうのでした。

エピソード

・秀吉の九州征伐の後、活躍した清正には肥後(熊本県)か讃岐(香川県)どちらか選んで獲得できることになりましたが、清正は肥後を選びました。その理由は、当時貧しい国であった肥後を立て直すことで、自分が槍だけの男ではないと天下に知らしめたかったからではないかともいわれています。

・清正は築城にも才能があり、熊本城は勇壮な外観をもちながらも防衛拠点としても優れた城であります。その腕をかわれて、朝鮮出兵の本拠地である名護屋城の設計も任されました。

・朝鮮出兵時、突然現れた虎をも退治したとされています。

・清正の死については諸説あり、中には家康がその忠誠心を危険視して毒殺したという説もあります。

・ 清正は身の丈が約190cmという長身で、長烏帽子形兜(ながえぼしなりかぶと)という上に長~い兜を被っていたことから更に背が高く見えたそうです。

加藤清正:信長の野望シリーズより

私 見

出世は自分の槍一つ、出世して城主になると築城技術や治世術をもって活躍する。まさに清正は乱世の猛将であり治世の名称であるといえるでしょう。秀吉に可愛がられ、恩を返していく姿は美しいものがありますね。

加藤清正の長所は、

・自身の能力を磨くのが上手く、それを活かしきっていること。
・主君から受けた恩に対して必死にこたえようと積極的に行動していること。

短所は、

・主君は大事にするが、同じ子飼いの将である三成と深く対立してしまったこと。
・朝鮮出兵のために領民に重税を課していたこと。また、それを解消せず亡くなったことで加藤家改易の要因をつくったこと。

こんなところでしょうか。秀吉に尽くすために努力して活躍し、後に秀吉から受けた恩によって苦悩するという、非常に真面目な苦労人、清正。三成達との対立がなければ、朝鮮出兵もなければ豊臣の天下は盤石となったことでしょう。

いかがだったでしょうか。あなたの人生に役立つことはありましたか?

この記事を読んで下さった方に幸福が訪れますように!!







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