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さて、今回は蜀のいぶし銀たる名将をご紹介いたします!その生涯を一緒に学んで、人生のヒントを見つけていきましょう!
「貴様を斬れる者が、ここにいるぞ!!」
英雄名
馬岱(ばたい)
生 涯
馬岱は大陸北西部の西涼地方を拠点とする名門:馬一族の子供として生を受けました。211年、叔父である馬騰(ばとう)が覇王:曹操に呼び出されて都へ出発するとき、そのあとに続きました。
しかし、漢の皇帝の命令で曹操を暗殺しようとした馬騰は捕らえられて処刑されていまします。馬岱は、急いで商人に姿を変えると命からがら西涼へと逃げ戻り、猛将で従兄弟の馬超に馬騰処刑の顛末を伝えました。
そして馬超と一緒に曹操を討ち果たすべく軍を起こして東へと進軍して、一時は大都市である長安を攻め落とすことに成功しますが、曹操自ら大軍を率いて反撃に出ると敗北して各地を放浪する身になってしまいました。やむなく馬岱は馬超と協議の結果、漢中という地を治める張魯(ちょうろ)という武将のところにお世話になることにしました。
213年、張魯のもとに大陸西側地域を治める劉璋(りゅうしょう)から援軍要請がきました。馬岱は馬超とともに出陣し、攻め込んできた劉備軍と戦いますが、天才軍師:諸葛亮の計略によって馬岱達は味方から謀反の疑いをかけられてしまいます。八方ふさがりとなった馬岱は、馬超とともに劉備軍に降伏し大陸西部の攻略に組み込まれました。馬岱は勇猛果敢に戦い、主君となった劉備の蜀建国に貢献しました。
221年、劉備は蜀の初代皇帝となり仁政を敷きますが、そのわずか2年後に亡くなってしまいます。そして、諸葛亮が実質的に蜀を導く立場となりました(2代目皇帝は劉備の子である劉禅)。馬岱は忠誠心が高く、物資の運搬から軍の指揮まで幅広くこなせることから諸葛亮からも信頼されていました。
225年、大陸南西部の南蛮王:孟獲(もうかく)が反乱を起こすと、その討伐軍が組まれて馬岱も参加しました。馬岱は諸葛亮からの命令を忠実に聴いて動き、敵の大将を何度も捕らえる活躍を見せました。
その後、諸葛亮は劉備の遺志を継ぎ、魏を討伐するために北伐を繰り返すと馬岱も進んで加わりました。234年、上方谷(じょうほうこく)という谷間で魏軍と対峙した馬岱は、諸葛亮の指示通り敵軍に火薬を用いて火攻めを行いました。これには敵軍せん滅と同時に、反抗的で野心溢れる味方武将:魏延を葬る算段が諸葛亮にはありましたが、途中で雨が降って消化されてしまい計略は失敗してしまいます。
殺されかけた魏延は怒り狂って諸葛亮に詰め寄りますが、馬岱は自分の失敗であると責任を被り諸葛亮を助けました。諸葛亮は、表面上は馬岱を叱責して魏延の部下に降格させましたが、裏では馬岱にお礼を贈りその機転と勇気を称えました。
それから少しして諸葛亮も病に伏せるようになりました。余命いくばくもないことを悟った諸葛亮は馬岱を呼び、自分の死後に魏延が反乱を起こした際の策を授けました。
諸葛亮が亡くなると、予想通り魏延は軍を我が物顔に扱うようになり、反乱の兆候を見せはじめました。馬岱は魏延に従うように見せて、まずは近隣の城を奪うことを提案し、味方がすでに潜んでいる場所へと魏延を誘導しました。城に到着した魏延が「俺を殺せるものはいるか!」と意気揚々に叫んだ瞬間、馬岱は「ここにいるぞ!!」と答え、一撃のもとに魏延を斬り捨てました。この功績をもって馬岱は、それまで魏延が持っていた全ての地位を譲り受けたとされています。
その後の馬岱の行動については書物がなく、謎のままとなっています。
エピソード
・馬岱は、生年や没年も不明であり謎の多い武将です。また、従弟の馬超や張飛のような天下に轟く武力を持っているわけでもありませんでした。しかし、馬超の後継者として指名されていることや、それなりの地位に上がっていることは確かなので、優秀な人材であったことがうかがえます。
・三国志ファンの中では、魏延の「俺を斬れる者はいるか!?」に対して「ここにいるぞー!」と返すことは定番のネタとして知られています( *´艸`)
・ゲームやドラマでは、真面目であったり、コミカルとシリアスを織り交ぜたりと、様々な描かれ方をしている人物でもあります。
私 見
馬岱は三国志を代表するような大活躍は少ないものの、人物や国の重要な転機に出てくる武将であり、まさに「いぶし銀」たるポジションにいると考えます。部下にいたら頼もしい人物であるといえるでしょう!
馬岱の長所は、
・忠誠心が高く、機転も利くこと。
・指示を守り、国のために働き続けることができること。
短所は、
・際立った活躍が少ないこと。
・文献も少ないこと。
こんなところでしょうか。やるべき事をきちんとこなして、突然のトラブルにも冷静に対処できる器用さが馬岱最大の魅力でしょうね。自分自身が、組織や国のために何ができるのか・・・そうしたことを考えさせられる武将だと思います。
さて、いかがだったでしょうか。皆さんの人生に役立つことはありましたか?
この記事を読んだ方々に幸福が訪れますように!!
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